母からのメッセージ?  教会長    
  
 

 先日、亡き母と関係が深い教会の先生から、電話をいただきました。母の姉=つまり、私の伯母がお国替えをしたという知らせでした。101才という大往生でした。

伯母は教師にお取立ていただいたのち、広島県の教会に嫁ぎ、ご用させてもらっていましたが、夫である教会長が若い頃から病気がちになり、教会で看護する毎日でした。私が記憶している一番昔のことは、伯母や母の実家である山口県の宿井教会の開教70年祭の際、10日近く両親と広島・山口へ旅行したことです。私が小学校にあがる前の年でした。山陽新幹線が開通する前年でしたので、広島や山口へ大阪から行くのは、小さい私にとって大旅行でしたし、電車が大好きな私は、特急「しおじ」に乗って行ったことをよく覚えています。その時、広島の伯母の教会に泊りがけで何日か過ごしました。半身不随の教会長がベッドからにこやかに話しかけてくださったことを、かすかに記憶しています。

その後、小学5年生になる春休みに、生まれて初めて一人旅をしました。行き先が伯母のいる広島でした。5日間、伯母の家で滞在し、その間、広島にいる従妹たちと宮島や江田島に連れて行ってもらいました。その後も何度か、母や姉とも伯母の教会へ遊びに行きました。伯母夫婦には子どもがいなかったので、私たち姉弟が遊びに行くと、大変かわいがってもらったことは忘れられません。

その後、伯母は教会を離れたものの、在籍教師として教会のご用をしていました。山口の伯父の葬儀で15年前に会ったのが最後でしたが、その時も私のことを覚えてくれていました。伯母はその後、施設で過ごしていましたが、亡くなったという知らせとともに、施設が伯母の後見人になっていたため、在籍教会での葬儀ができず、遺骨の引き取りもできないため、血縁で連絡が取れる私のところへ、広島の教会の先生から電話をいただいたのでした。

母は生前、伯母と大変仲が良かったので、ふと「あんたが伯母さんの最後のこと、世話してやってくれへんか」というメッセージをくれたのかなと思いました。遺骨の手続きは今後、先方の役所と交渉になるのですが、ちょうど霊祭の時期で、伯母の教会へ参拝し、お礼ができればなあと願っています。

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